労働トラブルを避ける一言①

労働トラブルは、大きくこじれると裁判沙汰になります。

となると、費用も時間も労力もかなり費やします。

でも、きっかけはちょっとしたことから始まります。

なので、そのちょっとしたことを気を付けるだけで、労働トラブルを防ぐことができます。

そんなちょっとしたことを紹介します。

 

労働トラブルで特に多いのが退職です。

だれもが円満退職したいのですが、会社からすれば、「辞めやがって」という思いがあり、嫌味の一つも言いたくなるのです。

嫌味を言われた労働者は気分良くありませんし、退職してますから遠慮もありません。なので、当初は請求するつもりがなかった未払い残業代や長時間労働、休憩時間がきちんと取れなかったなどを監督署に申告するのです。

 

もちろん労基法違反はいけないことですが、気分を害された労働者は、会社を少しでも困らせたいという思いが出てくるのです。

「もう辞めたけど、会社を困らせたいのでどうすればいいですか」という相談も過去何度も受けてきました。

 

 

こんなことにならないようにするには、

退職者に対して、

「今までありがとう。次のとこでもがんばれよ」

と言って送り出しましょう。

 

本音じゃなくてもいいんです。

この一言があれば、気分良く辞めていきます。

ま、本音で言えるのが一番ですが。