最低賃金が今年も上がります
最低賃金は毎年見直されますが、ここ数年は上がりっぱなしです。
今年も上がることになりました。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000169841.pdf
時給1000円にまで持っていきたいのが政府の狙いなんでしょう。
この調子でいけば2年後ぐらいの東京の最低賃金は1000円になりそうです。
時給1000円で、週40時間x52週(1年)=208万円です。
賞与がなければ年収はこれだけです。いかに少ないかわかります。
非正規社員の多くは、「これでは生活できない」として最低賃金の値上げを声を大にして言います。
個人的には決して間違った主張ではないと思いますので、時給2000円ぐらいにすればいいのでは、思ってます。
ただし、会社側の解雇権や契約満了により退職できる権利をもっと使いやすくすることと一緒する必要があります。
会社は、できない従業員をいつまでも雇うことは避けたいのです。特に人数ギリギリで経営している中小企業は。
こうなると、非正規でも生活はできるようになります。でも従業員の身分がいつまで続くかはわかりません。能力がないとすぐに辞めさせられますから。
できる従業員は、どんどん賃金が高くなり、できない従業員は賃金が低くなるのではなく、仕事自体がなくなるのです。
そうなったとき、仕事のない人たちはどんな声を挙げるでしょうか。
「賃金が低くてもいいから仕事をくれ」
と言い出しませんか。
なんか、今の言い分と矛盾するような気がするのはわたしだけでしょうか。