昨今は、どの業種も人手不足で採用活動に力を入れている企業も少なくありません。特に優秀な若手は引く手あまたです。今後の少子化によってもますます人材不足は加速していくでしょう。

で、こんなときどうするべきか？というお話です。

採用面接時において、「御社の就業規則を見せてほしい」と言われた場合、応じる義務があるのでしょうか。

これが、応募者ではなく、自社の従業員なら応じる義務があります。就業規則は、「周知」して効果が生まれるものですから、「見せて」と言われて断ることは、その就業規則に効力がありません。

では、応募者の場合はどうなのか？

法律上の開示義務はありません。

ですので、断ることも可能です。

ただ、「ケチな会社だ」と思われてせっかくの優秀な社員を逃してしまうかもしれません。

えっ、「就業規則を見せろ」というような奴に優秀な奴はいない！？

優秀な若者を探しているのですか？

優秀になりそうな若者を探しているのですか？

この２つは、似たようでいて大きな違いがあります。

優秀な若者を探すのは、途方もない時間を費やすでしょう。

貴社に合った優秀な人材に育つ逸材を探すことは、それに比べて容易いと思いますが・・・。